中部近畿ブロンプトン旅 Day4
おととい走ってきた街道サイクリングの残りの区間を辿る日。
3泊した伊賀上野の街並みを改めて味わっていく。
忍者の街を自称するだけあって観光当局も忍者を雇用しており、朝は出勤する忍者を見かける。
町はずれで木津川の河原に降りるとちょっとした紅葉スポットが。誰もおらず風情を満喫する。
近くにはかつて密教の行者がこもって修行した行者堂があり名所となっている。
島ヶ原の先は小さな集落を結ぶ静かな道を辿る。旧大和街道である。
次の月ヶ瀬駅より先、クルマの多い国道163号を避けようとすると茶畑の中の細い道を行くしかない。アップダウンもけっこうある。
山を下ってきてふたたび木津川のほとりに。この先は橋を渡って木津川の南岸を並走する旧道をたどる…
ついに崩落個所(写真右)に行き当たる。まず荷物、次に自転車を担いで通り抜けた。
ほっとするのも束の間...
竹やぶごと土砂が流出した箇所が。ふたたび荷物と自転車を担いで倒れた竹が折り重なって網のようになっているのを踏みつけながらそろりそろりと突破。こういう時リアの荷物がバックパックだと機動性が高くてよい。
ようやく難所を抜けだして人里も見えてきてほっとする。沈下橋で対岸に渡る。
対岸には静かな旧道がずっと続いていてほっと一息
木立に隠れて味のある藁葺きのお堂がひっそりと佇む
笠置集落に近づいてやれやれと思ったら...
集落は山に張り付くような斜面に形成されていて、ちょっと勘弁してほしいぐらいの坂道から成っている。上のほうの家に住んでいる人は足腰が丈夫になるに違いない。
ひと山越えてようやく駅のある集落へ下りる。
笠置駅。
客は少なくないのに2両編成となので座れず、しばし後端に立って展望を楽しむ。