メロウなvéloで行こう

おもに小径折りたたみ自転車で東北各地、ときに日本各地や海外を走る話

2009 KHS F20で走ったチェコ Day13

Day13  ズノイモーミクロフ Znojmo - Mikulov

 

今日もオーストリア国境に並行する道を東に向かう。

目指すミクロフは、歴史的にも地理的にもチェコモラヴィアというよりオーストリアに近い町である。

 

出発前にズノイモの街を一巡りして写真を撮りあるく。

やけに人出が多い、と思ったら今日は週末だった。街角では結婚式にも出くわしたりして、町もどことなく華やいだ雰囲気、

 

 

旧市街の外周を取り巻くのは、近代以降の帝国期につくられた新市街。これまたバロックからユーゲントシュティルの重厚な家並が続く。当時としてはなかなかの都会であったことが偲ばれる。

 


今日走るルートは、これまでに比べアップダウンや森も少なくなってくる。風景が開けてきた印象だ。

モラヴィア地方、とくに今日走る一帯はワインの名産地として名高い。景色の中にもだんだんぶどう畑が増えてくる。

 

 

畑で放し飼いになっていた豚ちゃんたち。黒豚の子どもは子犬みたいで可愛らしい。

 

畑の中をまっすぐ突っ切る鉄道が東に向かう最短ルートだ、ならばと線路に沿った道を辿ってみる。しかしこれはもっぱら農道でトラクターの轍も深く、生活道路としてはあまり顧みられてないルートのようだった。厳しいダートが続き、やめておけばよかったと後悔しながら進む。

 

 

途中の森でひと息ついて木漏れ日ランチ。

 

見晴らしのいい景色の彼方にミクロフの町が小さく見えてきた。進むにつれて少しずつそれは近づいてくる。

 

このあたりは国境スレスレでちょっと行くともうオーストリア。上から3番目の看板に「

CZ/A国境 」

 

着いたミクロフも丘の上の町。城門をくぐると小さな広場と背後にそびえるお城に迎えられる。

 

とりあえず入ったツーリストオフィスはスタッフがとても親切で手厚い歓迎を受け、なしくずしに宿も予約してもらえた。

泊まったのはHotel Templ。ルネッサンス、アールヌーヴォー様式の2棟の旧家をリノベートした宿。

www.booking.com

泊まった部屋はアールヌーヴォー棟。

 

近所のレストランでばんめし。

 

いかにも肉って肉だ(五郎風)

 

部屋でモラヴィアのビールたちと乱取り稽古(スロバキアのも1本混じってる)。

明日は最後の走行日。

そして輪行プラハへ…。