メロウなvéloで行こう

おもに小径折りたたみ自転車で東北各地、ときに日本各地や海外を走る話

2014 ドイツとフランス 7つの川を巡る旅 はじめに GE&FR

 
 

総論

 前年のエストニアラトビアの旅は、サイクリングルートといいつつダートの区間が多く、サス付きMTBといえどもなかなかにワイルドなものであった。なので今回はきちんと整備されたサイクリングロードを使ってラクな旅をしてみたいと思った次第である。

 となると自転車先進国ドイツはどうだろう。調べてみるとドイツ南部は森の中を小さな川が網の目のように流れており、そのそれぞれに沿ってサイクリングロードが整備されているようだ。

 川沿いならそれほど起伏もないだろうし(注1)、先進国とあらば自転車道もさぞかし立派に舗装されているだろうし(注2)、一日の移動距離も長めでOKだろう(注3)と大船に乗ったつもりで旅程を組んだ。

 加えて、ドイツといえば10代の頃から好きな作家であるヘルマン・ヘッセゆかりの地を訪ねたいともかねてから考えていたので、エンツ川沿いの道を辿ってその故郷であるカルプ、「車輪の下」の舞台マウルブロンにも足を向ける。

さらに南下し、シュヴァルツヴァルトを流れるキンツィヒ川沿いの自転車道を走り、以前訪れてたいへん気に入った小さな町ゲンゲンバッハを目指す。
そのあとライン川を越えてフランスに入り、以前から興味の有った「フランスの中のドイツ」アルザス・ロレーヌ地方を抜けて再びドイツに戻り、モーゼル川自転車道を走るる。
以上が今回の行程である。
その大半は川沿いの整備されたサイクリングロードを組み合わせてのルートで組んでみたのだが、まあ実際には想像していたほどには楽勝といかず、途中体調を崩したりもして、けっしてラクな旅になはらなかったのだが。

 

注1:そんなことはなかった

注2:そうでもなかった

注3:そんなことはなかった

 

今回の相棒 Airnimal Rhino

 

 

英国エアニマル社製のこのモデル、発売当初は「ダートでダウンヒルできる折りたたみ小径MTB」というコンセプトで売り出した。しかし欧米のユーザーからはツーリング車向きとして評判となり、それに合わせてその後ドロップハンドルのモデルが作られているほどだ

リアキャリアはDAHON製のものがちょうど寸法が合ったので装着。

 

フルサス、太いタイヤ(2.0に換装)、ローのギア比1以下の激坂仕様、どんな荒地もOKなBBの高さと確かに登山道でも走れそうなヘビーデューティぶり。

行く前はさすがにドイツにこれはオーバースペックかなと思い、BD−1(Birdy)にしようかとも考えた。しかし実際には随所でダートや林道に出くわすこととなったし、何より旧市街の石畳を楽勝で走り抜けられるので、適材であったといえる。

 
Itinerary
 

Day1- 2  Düsseldorf

 

Day3  -(train)- Vaihingen an der Enz - Ötisheim (エンツ川)

 

Day4  - Maulbronn - Calw 

 

Day5  - Altensteig (Berneck)(ナゴルト川)

 

Day6  - Freudenstadt 

 

Day7  - Gengenbach (キンツィヒ川)

 

Day8    Gengenbach 

 

Day9  - Obernai (FR)(ライン川) 

 

Day10- Molsheim 

 

Day11  Molsheim 

 

Day12 -Niederviller (マルヌ運河)

 

Day13 -Sarguemines 

 

Day14 -Schwemlingen (DE) (ザール川)

 

Day15 -Trier (モーゼル川

 

Day16 -(train)- Düsseldorf 

 

 

 

 

Day1-2 >>