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Day13 チャンカーンからサンコムまで Chang Khan - Sankhom
今回の旅もすでに第4コーナー。この先はメコン川沿いの道をたどって東に進み、行けるところまで行って最寄りの空港からバンコクに戻るというのが大まかなあらすじだ。
チャンカーンの宿の朝。窓を開ければメコン川。対岸のラオス領が見える。
宿の中を見学する。
川に面した部屋は今風に改装されているが、内側の部屋はタイの古い木造家屋そのままの造りで興味深い。床も板張りで日本の昔の旅籠のようでもある。現在実際に泊まれるのかは不明だが(画像なし)。
あまりに気持ちがいいのでしばし外を散歩する。ずいぶん涼しい。
ルーイ県はタイ全土で冬(乾季)の気温が最も低く、零下に下がることもあるという。2年前に泊まった宿はシャワーは冷水のみだったので、朝はものすごく寒い思いをしたのを思い出した。今回の宿はちゃんとお湯が出るからありがたい。
この辺りはタイのいちばん端っこであるから、旅行者向けの宿のあるような街も多くはない。
前回来た時はここチャンカーンから西に40km弱のパクチョムに泊まったが、今回はもうちょっと距離を走りたいと思い、さらに西のサンコムまでいくことにする。
距離にして100キロ超だが、ルーイ県の爽やかな気候と風物で気力が充実して来ているのでそのぐらいは行けるだろう。行こうぜ。
2時間ちょっとで前回泊まったパクチョムに着く。ネムタゲな田舎町でのんびりした空気が流れている。
まだ先は長いので思い出に浸るのもそこそこに食堂でクエッティオを食べ、再び走り出す。
乾季なのでメコン川の水量も少ない。対岸のラオス領まで歩いて行けそうな箇所もある。
川幅の狭いところではラオス側の村の営みがすぐそこに見えて旅情満点だ。
このルートは外国人サイクリストの間でも比較的ポピュラーなルートのようだ。
地元の子どもたちも外人サイクリストをよく見かけるのか、走っていてハローと声がかかる頻度がこれまでになく多い。タイはこうでなくてはいけない。
夕方5時過ぎにサンコムに到着。前回はパクチョムの次の日にこの街に泊まった。今回2日分のルートを1日で来たわけである。
街にはゲストハウスが数軒あり、西洋人ツーリストの姿も見える。
一通り見て回ったが、前回泊まった宿はいい印象があったのでふたたび投宿する。
2年ぶりに来てみたら部屋はけっこうボロくなっていたが、メコン川を望む立地は相変わらず素晴らしいので良しとする。
きれいな声で鳴く、宿の小鳥
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