どんよりと曇っていた昨日から一転して、出ていく日に限っていい天気だ。
今日ここを訪れるあまたの観光客とカメラに幸いあれ。
去っていくわたしも悔しいので一通り写真を撮り直していく。
街を出て谷底から見上げたり
来た時に通った川向こうの道からチェスキークルムロフを見わたしたりで別れを告げる。
東に向かう道はこれまた静かで気持ちがいい。
丘と平原に網の目のように引かれた道路を辿ってゆく。写真のようないい道もあるがのようなものばかりでなく交通量の多い道を走らされることもある.
道端のポップアートな聖母子
ナイス自撮り
ひっそり佇む田舎の駅。(2023年Googleストビューで見てみたらこの背後に線路をまたぐ立派な道路ができていて風景が一変しており驚いた)
森の中のダートを突き進む
午前中チェスキークロモロフでのんびりしすぎて出発が遅くなったためどんどん時間が押してトヂェボニュに着いたのは夕方も6時過ぎた頃だった、。
トヂェボニュの街は細長い広場を取り囲んでバロック様式の家々が立ち並ぶこれまた美しい街並みだ。
トヂェボニュの街
今日の宿、Modrá Růže。「青いバラ」の意。
オーナーはとても親切で滞在中ノートパソコンまで貸してくれた。
この町の名物料理は鯉だそうな。
チェコのクリスマスディナーにあって鯉は重要なごちそうだという。
チェコ中で消費される鯉のうちの大部分がトヂェボニュ周辺で養殖されたものとのこと。ここは鯉料理の本場なのだ。
街には鯉料理で名高いレストランがあると言うので晩御飯はそこにする。
鯉は泥臭さもなく柔らかい身が濃厚なソースに合って美味しい。
ちなみに我が山形も鯉料理の伝統があり甘く煮しめて供する。クリスマスではないが来客などの上等なごちそうとされている。
遠く離れた異国で鯉のごちそうを食べるのも奇遇である。
クリスマスが近くなると各家庭では生きた鯉を買い求め、クリスマス当日料理するまではバスタブの中に入れて飼っておくという。それまで風呂はどうするんだ。
次の日↓