メロウなvéloで行こう

おもに小径折りたたみ自転車で東北各地、ときに日本各地や海外を走る話

タイ・ラオス2004 Day6

Day4 Sangkhom-Tha Bo サンコム ~ タボー 

このあたりからメコン川の水量が増えてきて、ようやく大河の風格が漂い始めた。道のほうは小さなアップダウンが多くなってきて内陸に入っていき、平均時速も落ちてくる。

途中の小さな町の食堂でカオマンガイの昼食。
通りに面したテーブルで食っていると葬式の行列が通りかかった。先頭には坊さん、そのあと親族がなぜか電車ごっこのように黄色いロープをみなで持ってゆるゆると歩いていく。
女性はいちおう黒いブラウスなど着て喪服っぽいが、ジャージにサンダルのおっさんがいたり、なにを考えているか爆竹鳴らすやつなどもいたりして葬式っぽい荘重な雰囲気ゼロ。なんなんだ。葬列はそのままどこの町のはずれにもある火葬場へと流れていった。

道は後半ふたたび川沿いに平坦になり、交通量も増えてくるが、路側帯があって大きな木が道沿いに緑のトンネルをつくっており葉知りやすい。

シーチェンマイに着く。
国道から一本入ったメインストリートはメロウな雰囲気でよい。川沿いは公園として整備されておりこれまたメロウだ。
対岸はラオスの首都ビエンチャンの中心部で、今まで見た対岸の街と違って建物も多くクルマもたくさん走っている。
いっそここで泊まって対岸の夜景を見ながらこの公園で夜風に当たるなどというのも風流かと思ったが、先に進む。


シーチェンマイラオスベトナム系住民が多く、ベトナム風春巻の皮(ライスペーパー)の名産地として名高い由。裏通りでは竹で編んだ平台の上に丸い春巻の皮をズラリ並べて干してあるのを見かける。日本の干物のようだ。

4時前タボー着。こっちはちょっと雑然とした感じの街。でもルーイ以来5日ぶりにセブンイレブンを見てカンドーし、思わず入って氷入りのコーラを飲む。

宿: 141 Hotel&Resort 300B
街外れの国道沿いにある宿泊施設。奥のほうの部屋をとれば車の音も気にならない。300Bでエアコン冷蔵庫つきはこの旅いちばんのコスパかも。ただ食堂がないので街まで食いに行く必要があり(朝飯も)