メロウなvéloで行こう

おもに小径折りたたみ自転車で東北各地、ときに日本各地や海外を走る話

2016 ブロンプトンで三江線沿いに走った話 (pt2)

2016 ブロンプトンで行く山陰 

Day7 粕淵から三次まで Kasubuchi - Miyosi 


今日は三江線沿いの残りの区間、終点三次までのサイクリングである。


宿を出てしばし粕淵の鄙びた街並みを歩く。
今日の走るルートも山間部の道のりだ。この先コンビニもなさそうだし、どこで食べもの屋にありつけるかもわからないので、この町で買い出しもしておく。

 


 
粕淵から線路沿いに走り出すと、ほどなく浜原駅
かつて三江線が北線と南線に別れていたころは、ここ浜原が江津から来る三江北線の終着駅だった。

 
 
つぎは式敷駅
 

やけにモダンな式敷駅の待合室
 
この先、さらに細く、静かな道が続いていく。
 


 
 信喜トンネル223メートル。照明なし。ライトを点滅させておそるおそる進む。トンネルの中は湿気がこもっていて出口が霞んで見える。

ピンボケですが

浜原ダム


 
都賀の町
 

 この先、対岸の国道375号線トンネルで口羽までショートカットするが、西岸の旧道は蛇行する川に沿って遠回りしていく。引き続き静かな道だ。

 
つぎは宇都井駅
 
「天空の駅」として名高い駅。
高い位置に掘られた二つのトンネルの谷間にある集落にどうしても駅を作りたくてこのような造りになった。
地上20mのプラットフォームへはエレベータなどあるはずもなく、階段でえっちらおっちら登る。

プラットホームからの眺望

 
・つぎは口羽駅
この鉄道模型感がなんともいい。部屋に飾って置きたくなるような構内である。
全線開通以前はここ口羽が三次から来る三江南線の終着駅であった。 



口羽の街並みは規模は小さいが、絵になる建築が並んでいる。
 

旧郵便局と思われる


向かって左中央の旅館は今も営業中
 
川を挟んで対岸に位置するため立ち寄れない駅もあったが、以下各駅を辿っていく

江平駅



粟原駅
 

気がついたらいつの間にやら広島県に入っていた。

島根県側ではずっと対向困難~1.5車線だった西岸沿いの道も対向二車線になる。両岸の山が次第に低くなり、空が大きくなってきて風景もだんだん開けてくる感じだ。


走行70㎞弱で三次に到着。
島根県の山あいを抜けてきた後ではずいぶん大きな町に思えるが、人口は5万ちょっと。
 

予約したアルファーワンに投宿してほっと一息。

予約サイトでは満室と出ていたが直接電話すると空室があった。同様のことは今回の江津(スーパーホテル)のほかその後も各地で経験しているのであきらめずにまず電話すべし。

三次の街もいい感じの家並みが残されている。写真は次回で。
 
 
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