考えてみれば2009年に初めて訪れて以来10年連続の台湾である。
最初の年はわたし単独だったが次の年からは家人も参加するようになり、すっかり年の初め(年末に行った年もあるけど)の恒例行事となっている感がある。
さて行き先である。
2009年にわたしが初めて台湾を走った際の、西側の山裾~南端海沿いルートを再訪したいとここ何年も思っていて家人の希望も強いのであるが、いかんせんここ数年とみにこの季節の大気汚染が問題になっている地域でもある。毎年ネットでpm2.5情報を見る限りのんきに自転車で走り回ってる場合じゃない状況のようだ。今年も無論同様であるのでこれについては諦める。
2年続けて東部に行ったので今回は北部の海岸沿いを、そのあとは、これまで通り過ぎるだけだった桃園市から新竹県あたりまでを、と当初考えてはいた。しかし現地についてみたら雨続きで前半の行程は諦めることとなる。
前半は台北から日帰り旅、後半は新竹をベースキャンプにした小旅行3本建ての2部構成となった。
行程
Day1 台北(松山)着
Day2 台北ぶらぶら
Day4 鶯歌から大渓まで(台北泊)
Day5 龍譚から六家まで(新竹泊)
Day6 内湾から竹東まで(新竹泊)
Day7 向天湖から南庄、三湾まで(新竹泊)
Day9 松山空港から帰国
二人で来るようになってからずっと同じなのは、
・そのままタクシーでMRT大安近くのパークタイペイホテルにチェックイン
・1~2泊パークタイペイに滞在ののち荷物預けて地方へ→戻ってきてもう1~2泊してから帰国
という手順であり、今回もそれを踏襲している。
蛇足だがわれわれは山形に住んでいるので海外に行くには多くの場合羽田に前泊の要がある(仙台空港から飛ぶという手もあるがいろいろうまいこといかず毎回羽田になる)。
今回前泊したのは蛎殻町のロイヤルパークホテル。新幹線で東京駅に着いてタクシーですぐだし、TCATの目の前なので翌朝の出発にも塩梅がいい。
Day1 台北
朝羽田を出て、昼ごろにはもう台北松山空港に着く。
数年前から毎回、空港ロビーの中華電信カウンターでSIMカードを買うのも恒例になっている。
例年のごとくタクシーで、毎年おなじみパークタイペイホテル(台北美侖大飯店)へ。
当初の計画では、着いてから前半の2泊3日は台湾北東部を旅するつもりだったのだが、予報ではここ2~3日は雨が降り続く模様なのでそちらは諦めることにした。
その代わりに台北に滞在して街をぶらぶらしたり牛飲馬食したり、天候が良くなれば近場でサイクリングしたりという柔軟かつスカスカな代替案を実行し、天候が回復したのちに後半の新竹県周辺の旅に出かける、ということになったのである。
ということで着くなりパークタイペイホテルに3連泊の予約を取り直した。
この宿を毎年愛用している理由はいくつかある。
・MRT大安駅至近。さらに最近ホテルの真ん前に新しい乗り口が出来、雨でも濡れずにMRT乗っていろんなところに行ける
・近所は商業地区と住宅街とオフィス街が微妙に入り混じった地区で静かでありながら、小さな食べもの屋が連なる一角がいくつも散在する
・毎朝通勤客が行列する人気でおいしい早餐屋が複数ある。
といったところだ。
着いたらまず荷をほどいてとりあえず二台のブロンプトンを開梱して走れるようにするのも恒例行事だ。
ひと休みしたら小腹もすいたので、さっそく②の利を生かして近所の店で小籠包を食べに。ガイドブック「食べ台湾」に紹介されていた店である。歩道にいくつかテーブルとイスが置いてあるだけで地味この上ないが、銘店とは得てしてそういうものだ。知らんけど。
でも実際小籠包はジューシーでとてもおいしかった。
小腹を満たした後はMRT中山周辺を手始めにぶらぶら。地下街もあるので雨でも平気である。
ばんめしはホテル近く、毎回愛用している好棒棒平価快炒へ。
青菜炒め、イカ辛子炒め、焼きそば、あと写ってないけどあさりスープ。
部屋からは台北101が見える
Day2 まだ台北
朝食はホテル近く、地元の人が毎朝行列する人気店でテイクアウトして部屋でゆっくり食べるのを常とする。こちらは妻氏お気に入りの肉まん屋、包仔的店。
こちらはわたしのオキニ、永和豆漿。
蛋餅(卵入りパンケーキ)と揚げパンをいつも買う。MRT降りて職場に向かう人らが毎朝行列するがすごい早さでさばいていく。
この日も街中をぶらぶら。
誠品信義店で本屋や雑貨売り場を冷かしたのち地下フードコートでばんめし。
明日からやっと自転車が登場する。