2002年以来4回目、2年ぶりのタイ自転車旅行。
タイの典型的な田舎のイメージで知られるイサーン(東部)を走る旅とした。
しかし行ってみれば、これまで走った地方の田んぼやプランテーションが続く緑濃い風景とは違って、乾燥した平原が延々と続く単調な風景だった。加えて内陸ならではの暑さに閉口する。
よって後半は作戦変更。ブリージンなサイクリングを求めて、前回も走ったメコン川沿いのコースを再訪することになる。
使用機材は去年までのR&M BD−1カプレオ(Birdy)に代わってKHS F20初登場。
カプレオを凌ぐ快速性能で快走、といきたいところだが舗装状態の良くない道の多いイサーンではサスのあるBDの方がよかったかもと思うことしきりだった。
Day1 - 6
仙台からここのところ毎年おなじみのアシアナ航空でソウル乗り継ぎ、バンコク・ドンムアン空港に着く。
まずはここ数年の定宿、空港近くのComfort Suite Hotel ホテルで一泊。
翌日はふたたびドンムアンから国内線で中部の都市コンケーンに向かう。
ちなみにタイ国内線で輪行する際は袋にも入れないでそのまま預けられる。
空港スタッフに「外国人の自転車は高い」という認識があるためか扱いはいい。
飛行時間は55分なのにちゃんとした食事が出ておどろく。たいしたもんだタイ航空。
コンケーンにはこの2年前、メコン川沿いに旅した時にも来ている。そのとき泊まったホテルにしようと思ったが今回は満室だった。
今回泊まったのはRossukund Hotel. 中堅といったところの宿だがこれで充分。朝食付き700B。
夕方、街をぶらぶら歩いてみる。
屋台のさまざまなおいしそうな食べものの匂い、柳腰の女性たち、はしゃぎ回る子供たち、だらしなく寝そべる犬。タイの風物すべてがわたしに向かって逆流する。2年の月日を経てふたたびこの国の風景の一部になれたヨロコビをかみしめながらビールを飲む。
Khon Kaen - Karasin
今日から東に向けて自転車で走りだす。
当時は大まかな地図しか持ってなかったうえGoogle Mapも無い時代。広大なこの地帯の裏道を繋いで目的地に行くというのがなかなか困難だったので比較的わかりやすい道をたどる。
沿道は乾燥したサバンナのような単調な風景が続き、あまり絵になるところが少なかった。よって今回は走行中の写真は多くない。
なにはさておき腹ごしらえ。鶏バジル炒めご飯。
約70km東のカラシンに到着。
入口の構えが官庁か宮殿かという感じにすごくて最初「ここほんとにホテルなの?」と怯んでしまったRimpao Hotel。しかしちゃんとホテルだったし部屋は安くて快適だった。
一泊 770B
夕食はルームサービスがあったので贅沢する。
カオ・クルック・カピ(エビ味噌まぜご飯)とヤムウンセン(激辛春雨サラダ)に舌鼓
Day4 カラシンからマハサラカム
Karasin - Maha Sarakham
どうやら今日はタイの祝日らしい。カラシンの街でもあちこちで各種イベントやお祭りが行われてどんすかどんすかにぎやかだった。いいぞいいぞ。それでこそお祭りエブリデイの国だ。
「ヤングミュージックコンテスト」のバンド小僧たちを観るが、こんな田舎の中学生にしては結構上手かった。
昨日は東に向かったのに気が変わって南西のマハサラカムを目指す。
路は相変わらず単調、そして暑い。
ときおりこんな街で木陰と冷たい飲み物を求めてひとやすみする。
どうぞをどうぞ (ハッピーターン風謎せんべい)
恐竜の化石が出た自然公園では恐竜が鳴りもの入りで歓迎
60kmほど走ってマハサラカムに着く。
Taksila Hotel に投宿。きれいで快適な部屋。料金は失念したが800Bぐらいだったか(10年後の2016年現在Booking.comで1100B=3500円ぐらい)
夜市で海鮮辛味噌炒めごはん
Day5 マハサラカム郊外ポタリング Around Maha Sarakham
宿が心地よいのでもう一泊することに決定。
今日は郊外のマハサラカム大学植物公園(自然保護区)にポタリングに出かける。
水辺に小鳥の声が響くここちよい場所で涼む。
牛と一緒に帰ろう
海鮮バジル辛味噌炒めに取り憑かれてリピートしている