2014 ドイツ・フランス
Day4 エティスハイム - マウルブロン - カルフ
Ötisheim - Maulbronn - Calw
きょうはまずヘッセやヘルダーリンゆかりの地、ドイツ文学好きの聖地マウルブロン修道院を訪ねたのちプフォルツハイムに出て、さらに川沿いの自転車道を走ってヘッセの故郷カルフに至る文学ルートである。
エティスハイムのさわやかな朝
エティスハイムからマウルブロン修道院まで、車道から離れて森の中を通って行ける自転車ルートが整備されている。但しダート。
先を急ぐので内部の見学(7€)はパス。
城壁内には修道院のほかさまざまな建物がありひとつの街として機能していた。
マウルブロンからプフォルツハイムまでは見晴らしのいい道を一直線...のはずが
ドイツ全土で見かけるこの標識、チェコほど配慮が行き届いてない。つまり最短ルートを教えてくれるわけではない。加えて慣れてないため大胆に道を間違え、反対側のブレッテン近くに迷い込んでしまい10数㎞のロス。
別な道を辿って南へ向かう。
迷ったおかげで大幅に時間が押してしまい、こんな気持ちのいい道も一目散に駆け抜けざるを得ず。
途中の大きな街プフォルツハイムに着いたのが既に18時前。賑やかだがあまり風情の無い街なので足早に通り抜ける。
駅構内にあった、自転車を丸ごとぶち込むコインロッカー(Radbox)の豪快な造りに感動し記念撮影。
まだ20㎞以上あるので日没前に着かねばと焦って走り抜け、森の中を行く素晴らしい道も充分味わえなかったのは心残りであった。(鉄道が並走してるのでなんとなれば輪行すればよかったのだが)
カルフに辿りついて予約してあった宿に入ったのが20時。さすがに日も暮れてしまった。本日の行程全長は約55㎞だったが迷子含めて総走行約80㎞。やれやれ。
詩人になるんだと言い張ってどの仕事も長続きしなかった若き日のニート王ヘッセが、好きなだけ本を読める書店員の職を得てようやくまともに働けるようになったことが由来だろうか。