メロウなvéloで行こう

おもに小径折りたたみ自転車で東北各地、ときに日本各地や海外を走る話

2014 ドイツ&フランス GE&FR Day8

Day8  ゲンゲンバッハでのんびり A rest day in Gengenbach

 ゲンゲンバッハという街を初めて知ったのはNHKラジオドイツ語講座を聴いていた高校生のとき、テキストの物語でフライブルクの大学生たちが週末にピクニックに行くスキットがあって、「なんかのどかでいいところ」という印象でその名を心に刻んだのだった。
 その10数年後に初めて訪れて、想像通りののどかな佇まいとH.ヘッセの小説の舞台そのままのような街並、漂う抒情的な空気に魅せられたのだった。
 3回めに来てみた今もそれは変わることなく、なんだか懐かさにも似た気持ちに満たされる。昨日通ったシルタッハもハスラッハもよかったけれど、ここのムードに勝るものはない。




2泊したHotel Gasthof Sonne (ヘッセ翻訳調だと「太陽軒」だな)

朝食付き59€

 天気もよいので近郊のサイクリングコースをちょっと流してみる。近くの自転車屋の店先にはタイヤチューブの自販機があっておどろき。さすがシュワルベの本国。




 一旦宿に戻り、次は街を見下ろす丘の上にある教会まで歩いて登ってみる。これまで2回来たときも登った道。



 前回来たときは真冬、その前も秋だったのでブドウ畑が茂っているのを見るのは初めてでまた新鮮な感じ。



チャペルにちょっとお詣り

おいしいワインになります



 眺めが素晴らしい。牧草地が田んぼだと思うと何となく山形盆地っぽくないですか。


 街におりてきた。
 これまで2回来たときはいずれもツーリストオフィスで紹介してもらった、路地裏の家でおばあさんが空き部屋を貸してるような小さなB&Bに泊まった。前回泊まった部屋はカーテンが当時仙台で住んでいた部屋のと同じ(ホームセンターで買ったやつだけど)ものだったりしてなにかの縁を感じたものだ。あのときの宿はどこだったろうと探しがてら裏通りをさまよい歩く(結局どこだかわからなかったのだが)。





陽も傾いてきたのでそろそろ飲み物が欲しくなる






ローカルワインでプハー このあたりのミュールトゥルガウは外れなしのキリッとドライ

ポークソテーのクリームソース和えとシュペツル(アルテンシュタイクでも食べて気に入ったご当地麺。前のはパスタ風だたけどこれは刀削麺ふう)
Restaurant Zum Engel (ヘッセ翻訳ふうにいうと天使亭)
 ゲンゲンバッハいいよゲンゲンバッハ。もうドイツはゲンゲンバッハだけでいいと言っても過言ではない。

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