前回1999年にタリンに来たときは、フェリーターミナル(旧市街の北東)からバスターミナル(南側)まで自転車で直行で、旧市街はろくに見ずに通り抜けてしまった。今度はちゃんと観光するつもりである。
今回は着いたらまず旧市街で一泊する。宿は旧市街の中心ラエコヤ広場にほど近いアパートメントを予約してあるのでタクシーで向かう(運賃は失念)
■ 自転車を借りに
まずは自転車を予約してあったレンタル業者 CityBikeに向かう。
(2023年、久々に店のウェブサイトを見てみたらその後も繁盛しているようで、各種サイクルツアーや通販サイトまで手広く営業しているようだ。ツアーの旅程は個人で旅する際にも参考になる)
古い家を利用した店舗。以前は宿もやっていたようだが今はないようだ。
借りたのは両方MeridaのMTB。上が妻氏の(女性用ということでフレーム、ハンドルバーが小ぶりで乗り易い)。下がわたしの。どちらも比較的新しくて状態良好。
料金は:
- 10日間で€75/1台
- リガ乗り捨ての返送料金€25
- 保証金€100(これは返却後に返金)。
コンポはAltus。上のは自転車店で350ユーロぐらいで売ってるのを見た。(写真のバーエンドバーは日本から持参したもの。
店舗の周辺付近は趣のある裏通り。右側の家はさりげなくスウェーデン大使館だったりする
■ 宿に着いた
予約してあった宿は近年流行りの、部屋だけ貸す形式のアパートメント。約束した時間にオーナーと落ち合ってカギをもらう仕組み。
タリン旧市街観光の目玉ラエコヤ広場。人がいなくなった瞬間を狙って撮ったんであってほんとうは観光客だらけなのである。
Ites Pikk Old Town Apartment €85を予約したのだが、直前に「すいませんダブルブッキングしちゃいました近くのもっといい部屋を用意したので堪忍してね」と連絡があり、このサウナ付きのハイグレード部屋をあてがわれた。写真はキッチン付き居間。寝室は別にある。
窓からの眺めとおうちサウナ
いい部屋だがラエコヤ広場が至近なので夜半まで観光客のヒャッハーが少々うるさい。帰りは予約しに泊まれるからまあ我慢する。
タリンには帰りにまた滞在するので見物はそこそこにして、食事がてらくつろぎにいく。
■ ラエコヤ広場は大賑わいでわっしょい
タリンがいつの間にやらこんなに人気だとは知らなかった。
旗持ったガイドについてぞろぞろあるく団体ツーリストが所狭しとうごめく。聞こえてくるのは米英語に独語に伊語仏語ポル語フィン語、日本ももちろん韓国香港、ベトナムの旗持ったグループまでいてなんかもう世界の国からこんにちは、五輪閉会式状態である。プラハなんかもすごかったけど場所が狭いだけこっちのがよりカオスを感じる。
広場周辺の建物はレストランにみやげ物屋にカフェばかり。妻氏とこりゃあもうテーマパークみたいなもんだね、と話し合い、中世ハンザ同盟のテーマパークにしたいみたいだから「ハンザーランド」と呼ぶことにした。
そんならこっちも全力で平均的ツーリストしてやる!とカフェに身を投じる。運よく広場に面した席に陣取れた。腹ごしらえしつつ(これがまた高い!)全力でくつろぐ。
コスプレねいちゃんはカフェの客引き。客の奪い合いも熾烈である。