メロウなvéloで行こう

おもに小径折りたたみ自転車で東北各地、ときに日本各地や海外を走る話

2018 チェコ・ドイツ・ポーランド ブロンプトンふたり旅 CZ/DE/PL Day4

バート・シャンダウからドレスデンまで

Bad Scandau - Dresden


エルベ川自転車道を辿って大観光地ドレスデンまで。




バートシャンダウの朝、小雨まじりの空模様である。


向かいも裏も森なので小鳥の歌が賑やか。


雨の日は荷物をまとめて走り出すのも億劫になる。

加えてこの宿の居心地の良さに後ろ髪引かれ、もう一泊していこうかどうかチェックアウトの11時までだらだら迷うが、ドレスデンの宿も取ってあることだしと腰を上げる。

出発するころには雨も止んでいた。ありがたや。


宿の前から中心街までは小川沿いに整備されたトレイルを辿っていく。温泉につかってこのような遊歩道をそぞろ歩いて健康増進というのがクアオルトというものだそうな。


街を出てしばらくはエルベ川北岸の道を辿る。

深い木立に包み込まれた、緑のシャワーといった趣の静かな道。小鳥の合唱もひときわ賑やかに響く。


途中の街ケーニヒスシュタインから船で対岸に渡る。自転車道はここから南岸に沿って行く。


ケーニヒスシュタインの街。山の上のお城が観光地として名高いのでみんな行く(我々は行かない)


沿道には斜面に川を見下ろす瀟洒な館が散在する。昔のお金持ちが建てた別荘だろうか。

どの家も色とりどりのシャクナゲほかの花が咲き誇っている。





遊覧船と並走する。自転車とほぼ同じぐらいの速度なのでこの後もドレスデンまで抜きつ抜かれつ。


途中のObervogelgesang(「上・鳥の歌」の意)という風雅な名前の集落。(その先Niedervogelgesang=「下・鳥の歌」もあった)


朝作って持ってきたサンドイッチ弁当でお昼。しばしガチョウを懐柔する。


対岸の岩山「バスタイ」とそこにかかる橋は「ザクセンのスイス」の中でも一番人気のスポットで観光客はみんな行く(我々は眺めるだけ)。


ほぼ中間地点のピルナの街。



しだいにドレスデン郊外の開けた平野に入る


ドレスデン旧市街が見えてきた。

写真では写ってないけど夕方も5時を過ぎると中心部から自転車で帰る勤め人や学生の自転車でけっこうな交通量になる(そしてみんな速い)。


ドレスデン中心部に着いたのはちょうど18時。カトリック旧宮廷教会のそばを通りかかる頃に時を告げる鐘の音に盛大に出迎えられる。


ツヴィンガー宮殿にほど近いAparthotel zum Zwingerに2泊する。1泊99€。

アパートメント形式なので朝食は各自調達。


今日は遅くなったし部屋に立派なキッチンもあるしでスーパーで買い出しして惣菜ディナーとする。カリーヴルストとサラダとか。あとスープ。



明日は近郊の保存鉄道乗り鉄デイ!。

旧市街はどうせ世界中の団体が有象無象ひしめきあっているに違いないので明日以降まあ適当に。


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