バートシャンダウの朝、小雨まじりの空模様である。
向かいも裏も森なので小鳥の歌が賑やか。
雨の日は荷物をまとめて走り出すのも億劫になる。
出発するころには雨も止んでいた。ありがたや。
宿の前から中心街までは小川沿いに整備されたトレイルを辿っていく。温泉につかってこのような遊歩道をそぞろ歩いて健康増進というのがクアオルトというものだそうな。
街を出てしばらくはエルベ川北岸の道を辿る。
途中の街ケーニヒスシュタインから船で対岸に渡る。自転車道はここから南岸に沿って行く。
ケーニヒスシュタインの街。山の上のお城が観光地として名高いのでみんな行く(我々は行かない)
沿道には斜面に川を見下ろす瀟洒な館が散在する。昔のお金持ちが建てた別荘だろうか。
どの家も色とりどりのシャクナゲほかの花が咲き誇っている。
遊覧船と並走する。自転車とほぼ同じぐらいの速度なのでこの後もドレスデンまで抜きつ抜かれつ。
途中のObervogelgesang(「上・鳥の歌」の意)という風雅な名前の集落。(その先Niedervogelgesang=「下・鳥の歌」もあった)
朝作って持ってきたサンドイッチ弁当でお昼。しばしガチョウを懐柔する。
対岸の岩山「バスタイ」とそこにかかる橋は「ザクセンのスイス」の中でも一番人気のスポットで観光客はみんな行く(我々は眺めるだけ)。
ほぼ中間地点のピルナの街。
しだいにドレスデン郊外の開けた平野に入る
ドレスデン旧市街が見えてきた。
写真では写ってないけど夕方も5時を過ぎると中心部から自転車で帰る勤め人や学生の自転車でけっこうな交通量になる(そしてみんな速い)。
ドレスデン中心部に着いたのはちょうど18時。カトリック旧宮廷教会のそばを通りかかる頃に時を告げる鐘の音に盛大に出迎えられる。
ツヴィンガー宮殿にほど近いAparthotel zum Zwingerに2泊する。1泊99€。