メロウなvéloで行こう

おもに小径折りたたみ自転車で東北各地、ときに日本各地や海外を走る話

チェコ ボヘミア2009 Day8本

トヂェボニュ周辺 around Třeboň 

前日チェスキークルムロフからトヂェボニュまで走った話はここ↓

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トヂェボニュの朝は雨模様だった。街も宿もたいへん心地いいし、雨だと先に行く意欲が削がれることもあり、ここにもう一泊していくことにする。

チェスキークロムロフに連泊したばかりじゃないかそんなことでいいのかという声もあろうが、心地よい町はじっくり味わっていきたいのである。

トヂェボニュ周辺は森と湖(多くは鯉の養殖池)からなる自然保護区になっており、サイクリングやハイキングのトレイルが縦横に走っているという。ならばそれらを味わっていくのが風流だろう。

予報では雨は次第に止むようなのでまずは朝ごはんだ。

 

 

・トヂェボニュの宿

泊まった部屋、700Kr+朝食100Kr

台所付きで自炊も可なアパートメント。

朝食は近所のこじゃれたホテルHotel Galerie  に委託していてそちらで出してくれる。泊まるのも良さそうな宿だった。

 

朝ごはんを食べているうちに雨は止んだ。しばし部屋でだらだらくつろいだ(連泊した宿でだらだらする午前は旅のヨロコビランキング上位に入る)後、昼前からポタリングに出かける。

 

 

湖畔の道を通って森の中へ。

森の中のトレイルはクルマは入れないので快適にサイクリングできる。この辺りはまだ舗装されているからよかったが…。

 

やがてコンクリ板を並べただけの簡易舗装になる。以後チェコの随所でこの手の路面に遭遇することになる。ギャップでガタガタする衝撃の繰り返しがつらい。

この旅で出会ったチェコ人サイクリストの大半はフロントサス付きのMTBクロスバイクに乗っていたが、さもありなんという感じだ。グラベルも多いし。

 

濃厚なフィトンチッドと小鳥の歌に満ちた気持ちのいい森が続く。

持参したサンドイッチでひるめしとする。思う存分森林浴。

 

森の中にぽつりと建つ小屋。何かゆかりのあるものらしく説明板が出ていたがチェコ語なのでわからない。こんな小屋でソローのように暮らしてみたい。

 

ECMレーベルのジャケにありそうな、フィンランドぽい風景

 

森を出て着いたツェプ Cep の村

林道のガタガタ路面に音を上げて、帰りは村を結ぶ舗装道で戻ることにする。

と言ってもこの道も1.5車線でクルマの少ないいい田舎道だった。

 

馬のみなさんに見送られる
 
トヂェボニュの町に戻って、お城を訪ねる。
この辺りの殿様であったロジュンベルク(ローゼンベルク)家とシュヴァルツェンベルク家の居城だった。
 

ばんめしはまた鯉料理が食べたくなって昨日と同じレストランへ。

今日通ったいくつもの池のどこかで泳いでいたと思うと味わいもひとしおだ。

 

食後町を散歩する

今宵の友だち

 

明日はここを発ってインドルジフーフ・フラデツへ…

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