メロウなvéloで行こう

おもに小径折りたたみ自転車で東北各地、ときに日本各地や海外を走る話

2006 タイ北東部 NE Thailand Day8-9

Day9 ナコンラチャシマー -(バス)- ナンロン 
  Nakhon Rachasima -(bus)-  Nang Rong

 イサーン(東北部)の暑さと風景の単調さに敗退したわたしは、ナコンラチャシマーの宿でごろごろしながら旅の後半をどうするかいろいろ考えた。
その結果、去年走ったメコン川沿いのわたる風すずしき旅がなつかしくなり、再び北部メコン川沿いのコースを走ることに決定したのであった。
しかしその前に、まあせっかくこの地方まで来たのだからと、カンボジア国境に近いクメール遺跡、パノンルンを見物してみることにした。
まずはバスで遺跡近くの街ナーンローンに向かう

 

お寺はこの地方で唯一ヴィヴィッドな色彩の物体
 

バスに乗ってるといろいろ見下ろせてたのしい。


途中の村。女子高生を盗撮してるのではない
 
距離は80km弱だが途中の町や村に立ち寄っては停まるので2時間かかって着く。
ナーンローンは、発音するだけで間延びする名前同様ネムタゲな小さな田舎町だった。
とりあえず宿を確保だ。ロンリープラネットに載っている宿に向かってみると部屋は空いている。表通りから一本入った平和な住宅街にあり、今回の旅でこれまで泊まってきたホテルとは違うタイプのゲストハウスだ。テラスというかベランダがあってオープンエアな感じも心地よい。
 
 
 
価格は失念したが当時のロンプラには300Bぐらいとあるから格安だ。



夕方はテラスに出てビール飲みながら暮れゆく空を眺める。
やはりタイの宿は田舎町のゲストハウスがいい。外で空を眺めてビール飲むひとときがいいのである。

Day9  ナンロンーパノンルン遺跡
    Nang Rong - Phanom Rung


 ロンプラには遺跡近くにある宿が載っているので翌日はそこに泊まるつもりだったが、宿のおばちゃんに訊くとそこは廃業したとのこと。ホントかよと思っておばちゃんに電話してもらったがつながらないので本当のようだ。
それではとここにもう一泊し、自走で遺跡までの片道28kmを往復して日帰りツアーとする(その後2016年現在数軒の宿が営業中のもよう)。
 
パノンルン遺跡はクメール王国が10〜13世紀に築いた寺院群だ。
タイ領内では最大のクメール遺跡となっている。
クメール様式のトウモロコシ仏塔や随所に彫られた彫刻が興味深い。
しばしご覧ください。




 





着いたときちょうどグループツアー客が引き上げるところで、静かに見学できてよかった。
帰り際に別のバスツアーが来たのでラッキーの2乗だったといえる。
 









かなたの山はもうカンボジア
 

  
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