メロウなvéloで行こう

おもに小径折りたたみ自転車で東北各地、ときに日本各地や海外を走る話

2014.8 ドイツ&フランス GE&FR Day12

Day12  ニドルヴィエまで to Niderviller

廃線跡と運河沿いの自転車道をつなぐ一日… なのでラクかと思って油断すると思わぬアップダウンが。
本日よりロレーヌ地方に入る。



 

モルスアイムの街から廃線跡を利用した自転車道で行く。鉄橋を渡るとなんかうれしい。ガタンゴトンと言いながら通る。
 

次の停車駅はアヴォルスアイムでございます Avorsheim
 
 
 

 
教会の戸口にひつじ。五線譜の上に座ってるのかな。

 
アヴォルスアイムのラヴリーな街並


村役場もラブリー。
 

さらに廃線跡はつづく
 

このまま一日中こういう道だったらいいのにと願うが、そうはいかないのが人生である。
 

やがてここマルレンハイムMarlenheim自転車道も終わり、しばらくアップダウンの続く車道を行くはめに。話が違うだろ。

 
マルレンハイムのすぐ先のヴァスロンヌは街の外側を素通りしてしまったが、なかなかいい街並みだったことを後で知る。
くやしいのでGoogleストリートヴューのスクショで。
 

 丘を上り下りしたのち、谷にあるサヴェルヌに向かって長い下り坂。このあたりから遠くにヴォージュ山地が見えてくる、
 

サヴェルヌSaverne着いた。ここからマルヌ=ライン運河を辿る。
ここも味のある街並だったが先を急ぐ。
 

 ふたたび平らな自転車道にもどってホッとする。東のライン川と、西の遥かパリを結ぶ長大な運河。
 

 
グループツアーから家族でレンタルした小さな船まで、大小のレジャーボートが行き交う。
 

ここからロレーヌ地方のモーゼル県ですようこそ。
 

運河のほとりの街 リュッツェルブール Lutzelbourg
 
 並走してきた運河はこの村の先で行き止まりとなる。そこには「プラン・アンクリネ」というダムのような大きな設備があったのだが、どういう構造なのか、船はこの先どこに行くのか見当がつかないまま首をひねりながら通り過ぎた。
 あとで調べるたところ、これは船を入れた水槽ごと斜面を水平に昇降させて運河の高低差のある箇所を移動させるという、トミカタワーみたいな豪快な構造なのだった。
 
(写真を撮り忘れたのでネットで拾った写真
 



おそらくはその建設工事で使われたと思しき防爆型機関車


1969年に完成した新しい運河は高いところを走っているので、旧水路は今は水が流れていない。自転車道はこちらに沿って人家もなく静かな森の中を続く。
 
 
 昔はこのような小さな閘門がこの区間だけで17ヶ所もあり船が上り下りしていたそうな。門番小屋は今も随所に残り住居や店になっている。
 

これは閘門レストラン


 やがて運河はトンネルで峠を越えるが、自転車はその先も道路で地味に峠越えさせられる(ネットで拾った写真)
 

峠についてやれやれとながむる

 

トンネルから出た運河はそのまま西へ向かう。
 

峠から下ったらようやくニドルヴィエの村。ああやっと着いた。
 

村で一軒のB&B Chambre d'hôte au Grenier d'Abondance 全4室の小さな宿
 

シングル75€+朝食5€ まあ夏休み価格だけどヨーロッパはやっぱりこういう昔ながらの部屋がいい。
 
< Day11   Day13>