朝食はサンルームで。今日もフランスの朝ごはんは物足りない。
自転車のことはとくに考えてない道路。クルマ少ないからいいんだけど。
フェネトランジュ Fénétrangeという街に立ち寄る。古い家並みがいい感じなのにあまり観光やる気がなく全般的にくすんでいるし人影もない
くすんだ感じが昔っぽくていいのだが。
あまりに寂れすぎてなんかコンバットやバンドオブブラザーズのセットにいる気分。
こういうところでアメリカ兵はだいたい上階からドイツ兵に狙撃される
その先サル運河に行き当たるまでの道はますますクルマが少ない。
ようやく運河に行き当たる。この道を何も考えずにひたすら辿ればドイツまで行く。
運河沿いの道はラクでいいけど単調。だいたい森とか。
たまに野原とか。
サラルブの先、エルビッツアイムで見かけた「エルビッツアイムにようこそ」標示。上段フランス語、下段はアルザス語とはまた別の「モーゼルフレンキッシュ」(ドイツ語のモーゼル方言)。ここらはフランス領ではあるけれどもうドイツ語圏なのだ(歴史的にはドイツだった時代の方が長い)。
着いた国境の街サルグミーヌ(ドイツ名ザールゲミュント)はなんかごちゃごちゃして味気ない街だが、街はずれの宿 Chambres d'hôtes Les Chalands は旧い屋敷を改装した味のあるB&B。品のいい老齢のマダムが一人でやっている。
マダムは(というかこの街全体が)独仏バイリンガル。着くなり「フランセそれともドイチュ?」と使用言語を選択させられる。アングレ(英語)というオプションはないようなので仏語で。ていうかフランスに入ってからの宿はどこも英語が通じたので、奇しくもドイツに抜けるフランス最後の宿で初めて仏語で話す機会が。
これこれコレですよ。フランスの宿はやっぱこうじゃなくちゃ。朝食つき80ユーロ(夏休み価格)
お風呂もステキ
マダムに近所に手頃な飯屋はないか尋ねるも、この近所じゃピザ屋ぐらいしかないのよ、あとは中心街(数キロ戻る)まで行かないとねえ、とのことなのでまたスーパーで惣菜買って部屋でもそもそとフランス最後の晩餐。