Day5 Otepää - Võru オテパー → ヴル 53.5㎞
時間があればロシア国境近く、ロシア正教の少数民族の暮らすセトゥマー地方まで行きたかったのだが、その近くのヴル周辺を経由して気分だけ味わうことにする。
前の日にくたびれたので、この日の午前中は宿で朝サウナ入ったりごろごろしたりで過ごし、昼どきになってようやく出発する。
今日の行程も途中で食事できそうなところはないのでスーパーで弁当(パンとか)買い出ししていく。
■ オテパー
このあたりはエストニア有数のアウトドアレジャーエリアとして人気で、夏はサイクリングにハイキング、冬はクロカンスキーでにぎわう。
この日は日曜とあって、近くの道路では自転車ロードレースも行われていた。
出発する前に、湖水浴で人気のピュハヤルヴ湖に寄り道。
全力でリラックスする人
リラックスしまくってたらもう14時過ぎなので先に進まなくては。
全体的にまっ平らなエストニアにあって、オテパー周辺は比較的地形に起伏があるというのが各種アウトドアスポーツで人気の理由だ。周辺の道もけっこうアップダウンがある。ないほうがいいんだけど(前回1999年に来たときは、もっと真っ平な西部の島を走ったあとだったので、この周辺で「おおエストニア最大斜度の坂!」といって記念撮影したものだった)
天気よくなってきた。今日もダートの道をどこまでも
森から出たりまた入ったり
周辺にはトレッキングトレイルもたくさん
トレイルの休憩所で妻氏号パンク修理の図。修理するのは全面的にわたし。不精して換えチューブ買わなかったわたしも愚かだった。
ヴォル県に入る
そんなこんなで行程は大幅に遅れ、20時前(でもこんなに明るい)になってようやくヴル到着。
地元の人たちが近くの湖のほうにぞろぞろ流れていく。何事かと思ったら今夜は花火大会があるらしい。
きょうの宿、Rändur. 1階はレストラン。
「放浪者」の屋号通り、部屋の内装が英国、エジプト、ギリシャ、日本(!)など国別のテーマになってる。
通されたのはさいわい「エストニア」ルームだった。朝食付き€55.
「日本」じゃなくてよかった。
バルコニーもある。裏通りに面した部屋だったので静か。反対側はオープンカフェと道路に面しているのでうるさそう。エストニアルームおすすめ。
21時になってようやく乾杯。やれやれ。レストランで流れていたラジオは80年代専門局(欧州ではしばしば聴く)で、スティングにマドンナにボンジョヴィでヘンに盛り上がる。
宿から花火大会が見えるかと思ったけど見えず。音だけ味わう。
エストニア名物スープ(ルーツはロシアだけど)、セルヤンカ。トマトベースの具だくさんスープ。