Day12 台東 ― 金崙 Taitung - Jinlun
海岸沿いのサイクリングロードで台東市街から出る。
ほどよく牛なんかもいて。
国道で知本の街に着く。有名な知本温泉はここから数キロ山の中。
国道9号ではあるがクルマはそんなに多くないので自転車も快適。だんだん曇ってきた。
線路と並行。海までせり出した山をぐいぐい越えていく。
太麻里(タイマリ)の街。宿もある。
金崙の手前に立ちはだかる峠をじわじわ登る。
峠ビュー。
あとはガーッと下っていく。
視界が開けて眼下に広がる金崙駅構内。折しも上下列車の交換風景が。あまりの鉄道模型っぽい絵に鉄ゴコロがむせび泣く。
金崙の街。住む人のほとんどが原住民(パイワン族)。
買い出しに入った雑貨屋のばあさんは日本語ができた。
「日本人か。」「そうです。」 「誰と来たか。」 「一人で旅してます。」 「ダメだねアンタ、アイジンと来なけりゃ。ケケケ。」 「愛人ではないですが明日高雄で家内が待ってます。」 「ああ、それはヨカタな。」
宿に向かう途中の食堂ではおっさんがカラオケに興じていたがなんか日本語のようなのでよく聴くと村田英雄の「皆の衆」だった。覗いてみると画面には平仮名で「みなのしゅう、みなのしゅう...」とテロップが。面白い街だ。
ここから山に入る道路に沿って数㎞にわたり温泉宿が点在する。
太麻里城堡温泉 ネットで検索して台東のホテルのお姉さんに予約してもらった宿。
外観はちょっとラブホぽくてアレだけど部屋と立地は申し分ない。
日本人はやはりハダカで熱い風呂に入ってこそ温泉。全室内風呂付きなのがよい。