メロウなvéloで行こう

おもに小径折りたたみ自転車で東北各地、ときに日本各地や海外を走る話

台湾東部のんびり旅Day 10 關山 - 台東

關山 - 台東 Guanshan - Taitung ,                                         


朝から雨 Rainy morning 

一日停滞することも考えたがが、この宿じゃあまり気が向かない。台東の宿も予約しちゃったことだし走り出す。


しばらくするとなんとか雨足も弱まってきたので出発。

關山市街の外周を一巡するサイクリングロードがあるので、せっかくなのでひと巡りしていく。

出発地点の公園周辺にはレンタサイクル屋が軒を連ねている。天気が良い日には賑わうのであろう。

關山環鎮自行車道 Guanshan cycle path

まずは市街の東側、田んぼの中を行く。



やがて道は西に折れて緩やかな坂を上り、市街の西側、山裾の森の中に続く。

このあたりはほとんど通る人も自転車もいない。しばし休んでいるとどこからか綺麗な南国の蝶がやって来てわたしのまわりでひらひらと舞い踊る。「ようこそいらっしゃいました。私の踊りを見てくだださい」と言ってるかのようだった。

ひとしきり踊ると「これで終わりです。ごきげんよう。」と言うかのようにどこかへ去って行った。


先に進むと突然おばちゃんのいるゲートがあって50元払う。なんと有料自転車道なのだった。

まあめずらしい蝶の踊りに払ったと思うことにしよう。



關山弁当 Guanshan boxed lunch

街に戻る。ここの名物も米と弁当のようで、「關山弁当」の看板に釣られて早お昼とする。

有名店らしい店に入ると、観光客と地元の人それぞれで賑わっている。弁当を注文して店内で食べる仕組み。

池上弁当と似ているが、ネームバリューが弱い分中身でがんばってる感じでおいしい。


旧關山駅舎。日本時代の建築でレトロムード横溢。駅はすぐ近くに移転し、今ではGIANTのショップになっている(レンタサイクルもある)。



サイクリングロード一周を終えてふたたび197号線に戻り、台東を目指す。


台湾の米は二期作。田植えが済んだばかり。


エスノ色濃い橋


ふたたび川を渡って山裾に取りつくと、道はくねくね曲がりながらじわじわ高度を上げていく。雨足もまた強まってきたのでレインウェアを着込む。

雨と雲がなければ渓谷の眺めがすばらしいであろうことが悔やまれる。




シフトの調子が昨日あたりからおかしい。だましだまし回していたが、ちょうど峠の直前で「ここまでがんばってきたけどもうダメ」と言うかのごとくワイヤが切れた。幸いなことに峠から台東までずっと下りなのでシングルギアで行けるが。

だんだん空が広くなってきて峠らしきところに。ここからは旧笹谷峠のごとく曲がりくねった道のダウンヒル

平地に下りてくると空も明るくなり、遠くに台東市街のビル群が見えてきて人心地着く。雨も上がってきた。



台東市街が近くなると廃線跡を転用したサイクリングロードに入る。これは後日また。


台東到着 Arriving Taitung


予約していたホテルはウェブサイトで見るよりずいぶんしょぼかった。向かいが工事資材置き場で窓からの眺めも殺風景。

台東にはもう1泊しようと思っていたし、明日は他の宿をとろうかとネットで調べてみるが、大きなホテルでよさそうなところ(ナ〇ワン)は台湾人のレヴューで「壁が薄い」「大陸客人が大騒ぎでうるさい」となどとあるし、旧市街の小さいホテルは「狭い」「暗い」「窓が無い」などという声が目につき、やはりろくなもんじゃなさそう 。

まあそこそこ部屋も広いし、WiFiもあるし、スタッフは感じいいしで、結局ここがいちばんマシなのかなとあきらめる。

(その後台東はじめ東部の町には至る所新たに快適なB&Bが林立し、2018年現在大きなホテルに泊まるメリットはありません)。



台東峇里商旅酒店 Taitung Bali Suites Hotel 1700元


<< day9      day11>>