昨日までとうってかわって朝から雨。
ホテルのすぐ近くのバイクレンタル業者(ここ)に出向いて予約してあった自転車を借りる。
料金は3週間で160ユーロ(2012年当時)だった。
雨の中を突っ切って中央駅へ向かう。
ブラティスラヴァ旧市街は相変わらず首都らしからぬのんびりした雰囲気。
首都の中央駅とは思えないのんびりムード。
1357発コシツェ行きの急行列車に乗る。今日の目的地ポプラドまで350㎞、5時間の旅。ちょうど上野から山形まで昔の特急「つばさ」で行くようなものか。
車窓からの景色ははじめのうちは畑ばかりで単調だが、途中のジリナあたりから東に行くにつれタトラ山脈のごつごつした山並みが見えてきて、次第にそれが近づいてくる。6月というのに残雪が目につく。
東に行くにつれ次第に雲も切れてきて晴れ間ものぞいてきた。
最高標高地点はポプラドの約15㎞手前のStrbaという駅。まだ雪の残る山並みを望む高原地帯だ。そこから広々とした風景の中を次第に標高を下げていく。どうせならあのあたりからずっと自転車で下ってきたら気持ちよさそうだと思った。
1847、ようやくポプラドに着く。
駅の周りに広がる市街地は風情がない普通の商店街で拍子抜けするがこちらは新市街で、旧市街はそこから3㎞ほど離れたスピスシュカ・ソボタという町だ。予約した宿もそこにある。
住宅街を抜けて坂を上り、ぱっと視界が開けると石畳の広場、そしてそれを取り巻く屋根の造りが特徴的な伝統家屋の家並みが。思わず「あらステキ」などと乙女な台詞が口をついてしまう。
夕食は宿のレストランで。:
チーズ入りガーリックスープ(スロヴァキアの定番)1.5€ 鶏のハーブ焼3.8€
宿: Penzion Sv.Juraj web 一泊32€
14世紀築という建物は雰囲気満点。パステルカラーに塗られた壁と木の天井の部屋は居心地よく、結局3泊もしてしまった。
右から2軒目が宿