メロウなvéloで行こう

おもに小径折りたたみ自転車で東北各地、ときに日本各地や海外を走る話

2019.4 Dahon K3で行く広島・岡山 Day1

2019.4 Dahon K3で行く広島・岡山 
 

Day1 福山に着く話


・はじめに

2019年の年明けにわたしはDahon K3を購入した。

さっそく乗り回したい心持ちであったが、真冬の只中であり道路が雪と氷で覆われた山形で乗り回すのは困難だった。そこで仙台に行く機会を見つけて市街のポタリングを持って慣らし運転としたのは先日記事にしたためた通りである。
そのユニークな乗り心地と持ち運びの簡便なることに大いに感銘を受けたわたしは、早急に K3を携えて旅行を実行したい気持ちを日に日に昂めていったのであった。
 
そんな矢先、春先3月にちょっと休みを取った。
 まだまだ寒い東北から出て西日本に春を迎えに行くという趣旨のもと、 K3のデビュー戦となる小さな旅を企てたのである。

今回たまたま仙台ー広島の飛行機が安めだったので、近年運行開始した山形ー仙台空港のバスと合わせて利用してみた。

 
ここ最近、わたしの国内旅の主眼は古くからの歴史もしくは昭和の残り香を感じさせる街並みと、旧街道を訪ねて走る道のりとなっている。そこで今回も、鞆の浦とそれに連なる島々の味のある集落を訪ね、さらに別の日には旧西国街道を辿りその道程に散在する古い街並みを訪ね走るという計画を立てた。
両方の行程に便利な福山に宿を取って滞在し、そこを拠点に輪行で出かけて着いた先から日帰りサイクリングをする算段である。

しかしまあこの行程は、山形からバスで着いた後仙台空港で2時間弱、広島空港に着いたら福山行きのバスをこれまた2時間以上待たなければならないという、(本数の多いリムジンバスで広島に出ても福山に着くのは同じぐらい)3泊4日の両端2日間がほぼ移動で費やされてしまうという実に効率の悪いもので反省した。朝の羽田便で山形を出て乗り継げば昼には広島空港に着けることを思えば甚だ愚かなことであった。

広島空港には廉価なフードコートがあり、名高い尾道ラーメンも食することが出来る。空港のレストランなぞあまりおいしい思いはしたことがないが、これは現地の有名店の支店であってちゃんとおいしかった。

 

・福山の宿

3泊した福山キャッスルホテル。名前の通り部屋の窓から福山城が望める。Dahon K3にはキャリアが付いていない。そこでシートポストにリクセンカウルのKlickfixを介して装着したヴァリオラックに、ホグロフスのバックパック Corker medium(18l )を積んだ。全日程ホテルからの日帰りライドだからこのぐらいで十分だし、走行上の安定感もすこぶる良好であった。

 

というわけで第一日目は福山に着くまでで終わるのである。

明日は鞆の浦へ…