ウィーンからブルック・アン・デア・ムーアまで輪行す
Wien - Bruck an der Mur (train)
山と谷だらけのオーストリア。しかし昨年走ったドイツ同様、この国の谷あいを流れる川は長い距離をさほどの高低差もなくうねうねと流れる。そんな川沿いには自転車道が整備されている。そこを走ろう。
当初の目的地はスロヴェニアだったのだが、せっかくだから隣接するオーストリア・シュタイアマルク地方のラクそうな道も走ろうじゃないかと考えた。それで国境に至る道を物色した結果見つけたのがムーア川自転車道(Murradweg)だ。そのうちでも最も閑静そうな区間を走ったのち、国境を越えてスロヴェニア入りするというルートを作ったのである。
宿を出てウィーン・マイトリンク駅に向かう。ここを発/終着とする列車もあるぐらいのけっこうな規模の駅だが、なんと無人。
折しも、前日ウィーン西駅でも目の当たりにした中東難民の大量流入が続いているため、オーストリア国鉄の運行にも混乱が生じていた。構内放送ではハンガリーから来る国際列車と、ハンガリー国境の駅ニッカースドルフに通じる路線が運休になったことを伝えている。
続くグラーツ行きもチェコのプラハから来るので混むんじゃないかと戦々恐々だったが、手前のウィーン中央駅で大半の客が降りていったようで(座席の予約票を見るとわかる)スカスカ。まずはホッとして着席。
ブルック・a/d・ムーアまで2等で29.8€。自転車は折り畳めば無料である(袋も不要)。
プラハ始発の国際列車。車両もチェコ国鉄。hl.nはチェコ語フラヴニ・ナドラズィ、Hbfは独語ハウプトバーンホフ。いずれも「中央駅」
ブロンプトンは車両中央の荷物置き場に余裕で鎮座
1103発の列車は5分遅れで出発。
しばらくは面白くもない大都市近郊の風景だったが、15分もするとなだらかな丘と葡萄畑が続く緑のパノラマとなる。
しばし車窓からの眺めをおたのしみください
ゼンメリンク峠を越えると視界が開けて谷筋を下っていく
2時間弱でブルック・a/d・ムーアに到着。
ムーア川に面した今日の宿Baderhaus。
17世紀築の共同浴場跡の古い家をリノベートしたB&B。(ウェブサイトで全6室をのぞけます)
この机欲しい
建物の中もなんかいろいろ重厚
音は出ない
開いてたインビス(軽食堂)でローストチキン定食
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猟具店では普通に猟銃を売ってる
拳銃もおひとついかがですか