メロウなvéloで行こう

おもに小径折りたたみ自転車で東北各地、ときに日本各地や海外を走る話

2017台湾東部自転車旅 East Taiwan Day1-2

Preface


豊かな自然と温泉と原住民文化、秘境感あふれる台湾東部。
花蓮から台東まで、海岸線に並行する山を隔ててあたかも溝を掘ったような谷間が走っている。これが花東縦谷だ。比較的平坦な谷間のコースは国内外のサイクリストに人気のエリアである。
 

わたしは2012年にこのルートを単独で走って大いに楽しんだ。
今回は妻氏を伴って再び同じコースを走ることと相なったのである。
のんびり走りすぎて日程が足らず關山から台東は輪行となったものの、風情(と食)をじっくり楽しめていい旅となりました。

日程
Day1:台北着泊
Day2:台北(バス)羅東(鉄道)花蓮
Day3:花蓮–光復(鉄道)花蓮
Day4:花蓮(鉄道)光復~瑞穂
Day5:瑞穂~池上(鉄道)關山
Day6:關山環鎮自行車道~池上
Day7:池上環鎮自行車道(鉄道)台東
Day8:台東ポタリング(飛行機)台北
Day9–10:台北→帰国

機材
メロウ野郎:ブロンプトンS6L +Sバッグ(20L)+Millet Requin 35l+モンベルフロントバッグ
メロウ夫人:ビアンキフレッタ(=BD−1カプレオ)+オルトリーブクラシックパニア(公称20Lだが30Lぐらい入る感じ)+Millet Tern 25L+モンベルフロントバッグ
 
 
 台湾の宿泊事情は他の国同様この数年で大きく変わってきている。
 これまでも各地にあった小さなB&B(民宿)がBooking.com などの予約サイトに続々登録してネット予約が出来るようになった。その数も圧倒的で、花蓮を例にとると5年前に来たときはBooking.com で検索するとせいぜい2~30軒のホテルが引っかかるだけだったのが現在では民宿を加えて400軒以上!出てくる。
5年前もいくつか民宿に泊まったが、そのときは予約サイトには出て無かったのでネットで調べた上でその日泊まっている宿の人に電話して取ってもらっていたのだった。
もっとも、最近になって登録した宿ではまだネット予約の扱いに慣れていないところもあり、難儀したりもした。

Day1  羽田ー松山 

山形までの行き帰りに便利なのでうちはこの路線を愛用している。
着いてすぐ空港ロビーの中華電信ブースでSIMカードを購入。10日間ネット使い放題+通話150元分で500元。(5日間と7日間と10日間がみな同額!)。
このSIMをタブレットに入れておき、わたしと家人おのおののスマホにもテザリングで繋ぎ、3端末を使えるようにした。

6年前からの常宿、大安区のパークタイペイホテル(台北美侖大飯店)にまず一泊。

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降るのは今宵限りにしてちょうだい
 
まずはコレで全身に台湾を急速注入する

ホテル近くの好棒棒平價快炒でまずはガツンと食って旅の安全を祈願。切干大根オムレツ、焼きそば、アサリバジル炒め、茹で豚ニンニクたれかけ。写真つき英語メニューもあっておすすめ。
 
 

Day2 台北からバスと鉄道で花蓮まで
台湾式朝ごはんのおいしさを知った今となっては、ホテルの洋食も和食も省みず宿近くの永和豆漿へ。

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揚げパン、蛋餅(パンケーキ+オムレツ)、豆乳などで至福の台湾ブレックファスト。



 
 
 道中不要なスーツケースやらもろもろをホテルに預け、自転車旅装備に変身して出発。
   台北から花蓮まではもちろん鉄道が走っており、5年前に行った時も直通の急行を利用した。しかし今回は台北から15分おき(!)に出ている高速バスで途中の羅東まで行き、そこから適当に乗れそうな列車で花蓮に行くという、行き当たりばったりルートで行くことにした。そのほうが時間に縛られずあわてず気軽である。
ピカピカの長距離バスターミナル(臺北轉運站).

 自転車は輪行袋に入れて荷物スペースに。床はクロス敷きなのですこしは安心できる。

 羅東までは1時間ちょい(135元)の快適な旅。

こちらはバスターミナルのある羅東駅裏口
 
 羅東は去年台北から日帰りポタリングに来ている。そのときに食べておいしかった弁当屋でお昼をと思ったが閉まっていた。ので近所の別の店で鶏腿弁当。家人の排骨弁当のほうがおいしくて悔しい。
 
羅東駅から花蓮行の急行に乗る。
こちらが羅東駅正面口
駅構内にあったかっこいい駅弁売り場
 
 
 台湾国鉄の自転車持ち込み規定は新特急プユマ号導入を機に昨年からJRに準じたものに改訂、輪行袋に収納必須となった。自転車袋に入ってくださいますようお願いされる。
デビューしたばかりの日本製新型特急プユマ号にちょっとだけ乗車。

花蓮到着

花蓮で2泊した90%B&B。裏通りの家をリノベイトして開業したばかりのきれいな宿。一泊2名2300元(8395円)
 
ばんめしは花蓮元熱炒。名前の通り安めだけどボリュームはいまひとつ。