メロウなvéloで行こう

おもに小径折りたたみ自転車で東北各地、ときに日本各地や海外を走る話

2010 チェコ&スロヴァキア オーストリア ハンガリー Day6

ウヘルスケ・フラディシュテ-ストラジュニツェ (→ホドニーンまで輪行

Uherské Hradiště - Strážnice (… & train to Hodnin )


 朝早くから窓の外の通りがなにやら賑やかだ。

 見る見るうちに人が集まってきたと思ったら祭りのパレードが始まった。この部屋は見物するには特等席じゃないか。


馬車で来たこども団。


(動画はスマ―トフォンからじゃ見られないようです。PCでお試しを)



 このあたり、スロヴァキアと国境を接するモラヴスケー・スロヴァコ地方は、チェコの中でもとりわけ伝統文化が根強く残る地方として知られる。これはその地方色が全開のフォークフェスティヴァルなのであった。
 村ごとにチームになっているようで、各集落の名前を書いたプラカードを先頭にあでやかな伝統衣装に身を包んだ参加者の一群が練り歩いていく。楽隊も一緒にぶんちゃかとトラッドを演奏しながら代わる代わるやってくる。

 沿道に降りて撮った写真でしばらくお楽しみください。






少年少女楽隊


おっさんたちも負けてはいない。


娘たちは踊る。


女子柔道部のみなさんでしょうか。


あっおばさんコンニチハ。


ぼくたち今日は飛ばしてます。


かぶりもので魅せる一隊。





 うしろに「カントリーウェスタン」と看板が出てるけど、これはなかなかにプログレッシヴなチェコフォークバンド。CDbabyとかで試聴したら買いそうな感じ。






 後ろ髪引かれながら祭をあとにする。

 昨日の続きの道をまた川沿いにまっすぐ。




Kostelanyからは森の中を行く気持ちのいい道。


ふたたび川沿い


Uhersky Ostroh. 静かできれいな街



 Veseli nad Moravou。この街に泊まることも考えていたがツーリストオフィスは閉まってるし、まだ早い時間だったしで、さらに9㎞先のストラジュニツェまで行くことに。


伝統文様で彩られた駅。


 ストラジュニツェに着いてみると、あろうことかここもウヘルスケと同じような祭が盛大に行われていた。民族衣装に着飾った人たち、音楽に踊りでキャホホ状態だ。

 それは大いに結構なのだがこちらは小さな町で宿は数軒しかない。当たって見たが当然どこも満室。しばし途方に暮れたが、鉄道で20分余りのホドニーンまで輪行して宿を探してみることにする。


 駅にやってきたのはかわいらしい2軸レールバス。これまでも何度か見かけて一度乗りたいと思っていたやつだ。駅に入ってきたときは満員で自転車持ち込めるのか心配になったが、ストラジュニツェでほぼ全員降りた。みんな祭りに来た客だ。

 あとで調べてみると、フォークフェスティバルはここストラジュニツェのほうが有名で由緒もあるらしい。でもなにもウヘルスケと同じ日にやるこたないだろう。(通って来た街がどこもやけに人がいなかったのは祭りで出払ってたからかな)


 ホドニーンに着いてみれば駅の向かいがHotel Grand (奇しくもウヘルスケの宿と同じ名だ)ストラジュニツェの祭に来た客なのかずいぶん混んでいたがなんとか部屋はあった。シャワーとトイレは共同で350Krの超バジェット宿だがもう寝られればいいよ。やれやれ。


ホドニーンに連れて行ってくれたレールバス


名前はゴージャスなHotel Grand


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