メロウなvéloで行こう

おもに小径折りたたみ自転車で東北各地、ときに日本各地や海外を走る話

2018 ブロンプトンでドレスデン郊外を走った話

 2018 チェコ・ドイツ・ポーランド ブロンプトンふたり旅 CZ/DE/PL Day5
ドレスデン郊外で乗り鉄デー

 

世界的観光地ドレスデンに来たものの、どうせ世界中の有象無象がひしめき合うであろう市内観光はあとで適当に済ませとくことにして、今日はもっと楽しそうなところに行っておく。

それは郊外を走るレースニッツグルント鉄道 Lößnitzgrundbahn。蒸気機関車が走る狭軌(750㎜)の保存鉄道である。

 

その手の路線は週末やハイシーズンだけというのが多い中にあって、通年運行である。

今日は自転車はお休みの乗り鉄デーとする。

 

宿近くのドレスデン・ミッテ駅から郊外電車に乗り、10分ちょいのラーデボイル・オストRadebeul Ost 駅で降りる。

国鉄駅のわきに保存鉄道の乗り場と旧駅舎があるが人っ子一人いないし切符売り場らしきものもない(列車の車掌から直接買うらしい)。本当に運行してるのかと不安になっておると...。

 

 

 

 

キターーーーーー! 狭軌なのに5軸の堂々たる機関車

 

 

無蓋客車に陣取って煙の匂いを味わう。町を抜けると森の中を行く。

 

 

乗客は観光客ばかりでなく、この学校帰りの仲良しボーイズのような地元民の足でもある。

 

 

 

途中の駅モーリッツブルク。近くに有名なお城があるそうだが今回はパス。

 

 

ときに牧場の開けた風景

 

 

 

 

終着のラーデブルク駅に着く。われわれはこのまま復路も乗って帰ったが、帰りは線路沿いのサイクリングトレイルで戻るのも一興である。


 

 
 

転車台はなく、帰路の機関車は機回し線で先頭に連結され、後ろ向きで牽引してラーデボイルに戻るのである。

 

 

 

 

 
 

 

帰路は小雨に見舞われたので客車に避難

 

 

 

 

 

 

ラーデボイルに戻る。駅構内には他にもSLはじめ客貨車が留置されている

 

 

「王立ザクセン邦有鉄道」の表記のある客車

 

 

 

ドレスデン不承不承観光

 

 

旧市街の広場には世界中の観光客が送り込まれる。プラハやウィーンからバスに詰め込まれて日帰りで来て速攻で帰る人らも多いと聞く。バス乗ってる時間のが長くないかそれ。

 

実際には有象無象がうじゃうじゃいたのだがその間隙を縫ってそれっぽい写真を撮っておく。

 

 

 

 
 

 

 

 

 

(画像は加工しています)

 

 
 

ザクセン王立歌劇場

 

 

 

 

 

聖母教会。大戦中の爆撃で瓦礫と化すも、跡地に残った石材は後生大事に整理保存され、40年ののち1985年から20年をかけて再建復元された。「世界最大のジグソーパズル」と呼ばれる所以である。

 

 

 

ドナウ川南岸のアルトシュタット(旧市街)と称す地区では古い街並みが復元されているのはこの一帯のみ。まあテーマパークみたいなもんである。

 

一方、川向こうのノイシュタット(新市街)地区は、いかにも新しそうな名前と裏腹に、アルトシュタットよりも戦前の面影を残す街並みが保全されているという。われわれは行かなかったが、観光客の坩堝から逃れたかったらそちらもおすすめ。

 

 

 

きょうの晩めしは宿近く限定で選考した結果、どういうわけかウクライナ料理の店にする。だって日本じゃ食えないでしょウクライナごはん。

 

 

 ソリャンカ(ボルシチに似てるけど具沢山スープ)

 

 

 

ザルコエ(ウクライナ風シチュー)

 

 

 

ボルシチ(本場はウクライナなんですって)

 

 

 

 

ヴァレニキ(餃子ぽい詰め物系料理)

 

 

 

いずれもおいしかった。いい店だった。→ Odessa

 

 

<<Day4              Day6 >>