二水-集集 Ershuei - Jiji
集集線は台湾国鉄に残る数少ないローカルな支線のひとつ。
走っている車両は近代的であまり風情はないのだが、時折SLが運行されたりしている。沿線の鄙びた風景とあわせてそれなりのツーリストアトラクションになっているらしい。
駅近くにSLの静態保存が。 これはドイツ製ナローゲージ
日本統治時代に台湾に渡って終戦後も台湾で働き続けた旧国鉄C57
二水からは集集線に沿って延びている二水自行車道を辿る。
途中から「田園漫遊路」なるコースが分かれ、小さな村を縫っていく道となる。それが尽きると自転車専用道は終わり。
その先は農道をたどっていく。
遠くに屏風のように立つ山影と木立が南国ムード。
濁水(Dakshui)からはしばし交通量の多い道を走らされるが、ほどなく分かれて集集に向かうR152に入ると交通はかなり少なくなる。
じわじわ登らされたあとは集集線の名所でもある緑色隧道(Green tunnel)。道路と線路を覆い隠すように鬱蒼たる木立が続いており、走っていて気持ちがいい。
そのまま進むとR152はトンネルに入るが、その手前から河原側に降りる道をたどると南投自行車道というサイクリングロードに入り、トンネルを通らずラクに集集まで行ける。
山の端に日が沈む。集集まであとわずか
集集駅すぐそばのホテル、集集大飯店に投宿。1999年の大地震でも壊れなかったのが自慢
朝食(しょぼい)付1200元
街の羊肉料理屋に入ってみる。
「葱爆羊肉」という危険な感じの名前の料理を頼む。要はラムのネギ炒めなのだが、ニンニクが効いていてうまい。(あとで知ったが台湾で羊肉というのはヤギのことである)