オーナーの私設軽便鉄道 Pension owner's private railway
小雨ぱらつくあいにくの天気。だだっ広い部屋は肌寒いくらいだ。
今日泊まるつもりの瑞穂温泉までは30km足らずなので、チェックアウトまでのんびり過ごす。
まずはおうち鉄道見学。
右側が機関庫兼物置。光復郊外、林田山森林鉄道で走っていた機関車で、ナローゲージファンにはおなじみ、日本は加藤製作所製。機関庫に1両、屋外にもある。
今回は見るだけだったがときどき動かしてるらしく、その模様はYouTubeにたくさん上がっている。
運転してるのが件の鉄おやじ
ぬこも見学。同じポーズで丸まってたのが萌えたがカメラ向けたら起きちゃった。
瑞穂へ To Rueisuei
心ぬくもる宿をあとに出発。
今日も部族色豊かな村を縫って走る。
今週末は総統選。ここは村を挙げて蔡さんを支持 |
ルートはあらかた平坦(上の標高グラフを見るとずいぶん登るように見えるが、そんなにきつい感じはない)。
左手には山が迫る。山から一気に流れ落ちてくる川。雨期になったらすごい勢いだろうな。
しばらく行くと、人里離れた場所に突然大きな建物が。欧風の赤い屋根だがどこか重圧感のある造りだ。何かと思えば自強監獄。刑期満了の近い囚人が鉄格子も柵もないところで自給自足の労役生活をする施設だそうな。観光資源にもなってて観光バスが来る。道端ではグレーの囚人服を着て農作業する囚人たちも見かけた(さすがに監視はいたが)。
ほどなく瑞穂に到着。小ぢんまりとしてメロウな街だ。目指す温泉街は駅からさらに3kmほど。
今日はけっこう肌寒かったので早く温泉につかりたい。もっと先に行けばいろいろな宿があるのだが、最初に目についたここに泊まることにする。
台湾の温泉は水着と水泳帽を付けて入るのが基本というが、この宿は内風呂付き。やはり日本人たるもの素っ裸で湯につかって鼻歌歌ったり「ふひー」などとあらぬ声で唸ったりしたいではないか。。
ここの温泉は遠刈田のような茶色に濁ったお湯。あったまり度も遠刈田並みである。今日は早々に弛緩モードで極楽極楽ふひー。
畑と山に囲まれて静かなロケーションなのはいいのだが、ひとつ困るのは宿にも向かいの日帰り温泉にも、近所にも食事するところがないこと(ホテル1階のレストランは朝食のみ)。
仕方なしに片道3km走って駅前まで行く。地元の人がけっこう入っている店へ。
本日のメイン、海鮮炒め(エビイカタコ)。他にチャーハンとスープ頼んで満腹。
宿:虎爺温泉会館 →web
宿泊客は併設の日帰り温泉にも入れる(サウナあり)。わたしは部屋の風呂で満足してしまったので行かなかったが。
朝食付き1500元