メロウなvéloで行こう

おもに小径折りたたみ自転車で東北各地、ときに日本各地や海外を走る話

2004.7 岩手の山奥・森と湧き水ツアー Day1 盛岡~岩泉


c0157227_11365468.gif 岩手県内 陸は主要道路から外れた山深いエリア。渓谷沿いの静かな県道、林道をつなげて太平洋岸の久慈に至る2泊3日の旅。


 
0730 盛岡市街発
 中心街のホテルに前泊し、焼肉と冷麺で気合を入れたのち出発。コンビニの類はもちろん、自販機すら当分ないので充分買出ししておく。
市街地を抜け、JR山田線に沿って県道36号を行く。朝は市内に通勤するクルマが多く通り要注意。


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0825 11.0km JR上米内駅
 途中上米内駅で旧国鉄色のキハ58系が停車しておりちょっと鉄な感動(左)。ここから林道に入り、線路沿いに山に入っていく。渓流と木陰が続く爽やかな道を進んでいく。しばらくは舗装路

0925 21.5km JR大志田駅
 2戸かそこらの大志田集落の傍にある大志田駅は「一日2本しか停車しない無人駅」としてわりと有名。駅の先からはダートの林道に入る。
比較的フラットな道が渓流に沿ってうねうねと登っていく。MTBなら何てことない道だがBD-1だとときどき難儀。

1005 26.6km 櫃取林道入口
 5km弱で県道は左に分かれR455の岩洞湖方面へ続く。右に分かれる櫃取林道は舗装路。細い沢に沿った道だがここまでの鬱蒼とした森は終わって陽射しが暑い。3km弱で御大堂林道へ続く道が分かれる。そちらへ行くと綱取ダムから盛岡に戻るコース。以前走ったがなかなか面白い。
分岐のところに「櫃取方面は通行できません」と看板が出ているがかまわず進もう。路面は「こんな誰も来ない道にカネかけてどうするよ」と突っ込みたくなるほどきれいな舗装だが、ゆるゆると高度を上げていく道が延々と続く。途中道端に湧き水があり、ここで冷たい水を飲み頭からかぶり、水浴び休憩。リフレッシュしたのち再びだらだらと登っていく。


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1140 36.5km 峠 
 峠付近は小さな牧草地になっている。ここからはずっと下り。高度が下がると再び沢沿いの道に。清流に足を浸してランチ休憩とす。涼しい風が吹き渡り小鳥のさえずりが響く極楽ランチであった
やがて県道171号に合流(43.2km)。ここに1軒ぽつんとレストラン(というか食堂)がある。川沿いに木立に覆われた静かな道が続き、しかもずっと下り、これが20km近く続く。気持ちいいのなんの。

1345 62.5km 釜津田集落
 小さな集落をいくつか過ぎたあと釜津田に。食堂、旅館も1軒あり。心地よいくだりはさらに続く。

1450 80.0km JR岩手大川駅
 大川集落には釣り客相手の民宿が数軒ある。JR岩泉線と合流するとやがてR340に入るが、いつ国道に入ったのかわからないほど静かで道も狭い。

1530 87.6km R455分岐
 続いて岩泉に向かうR455に合流。ここからは交通量も増える。岩泉に向けて一心にスパート。

1550      岩泉
1610 98.7km 龍泉洞温泉ホテル
 鄙びた岩泉の街だが、一日山中を走った後では賑やかに思える。スーパーやコンビニもある。今夜の宿は市街から龍泉洞方面に数㌔入ったところにある温泉ホテル。夕食は部屋でとれる。品数も多くなかなか豪華で、完食に1時間を要した